7月8月、沖縄で長期滞在したいという問い合わせがよくあります。
そこでお客様から
「もっと安くしてください!」
「高すぎます!1か月6~7万(光熱費込み)にできないですか?」
という値段交渉や料金に対する不満を耳にします。
今回は宿泊施設の立場から、沖縄長期滞在料金の目安や注意点などについてお話しします。
6~7万で沖縄長期滞在を検討
6~7万で沖縄に長期滞在したい!
お客様からの問い合わせのうち、3分の2はこのケースです。そして、7万を超えると「高い」と感じるようです。
おそらくそれは自分の生活費を基準に、その同額程度で滞在したいと考えているからでしょう。
たとえば家賃5万円、光熱費2万円、合計7万円
だから、7万円を超えると「高い」と感じ、ぼったくられている気持ちになるのでしょう。
ですが考えてみてください!夏の間、一か月だけ、通常の賃貸と同額で貸すところがありますか?
ありませんよね。
なぜなら、それでは物件を運用できないからです。大家さんからすると夏だけ5万で貸して残り11ヶ月空き室になるより、一月45,000円で2年契約の方が安定して大きな収入が得られます。ですので、長期滞在で家賃分5万と想定するのは少し厳しい感じがします。
ちなみに、私たち民宿は建物の家主ではありません。大家さんに毎月家賃を払っています。お客様に1か月6~7万で貸してしまうと家賃・光熱費分が±0になり、人件費や機会損失などを考えると大きな赤字になってしまいます。ですので6~7万で長期滞在したいという問い合わせがあった場合は丁重にお断りし、ドミトリー型の宿泊施設をご案内しております。
沖縄での長期滞在は新生活のつもりで
沖縄で長期滞在を検討するなら、まずは新生活を始めるつもりで考えましょう。
何もかも自分で準備し、物件や水道・電気・ガスも自分で契約。
そうした場合、いくらかかるのか考えてみましょう。
家賃50,000円、不動産の仲介手数料50,000円、(敷金礼金100,000円)、光熱費20,000円、格安家電&家具&寝具100,000円、火災保険20,000円、その他生活必需品の購入10,000円
合計350,000円(敷金礼金なしで250,000円)
沖縄で新生活を始めるなら最低でもってこのくらいはかかります。加えてかなりの時間と労力も。
それと比べて宿泊施設の提示する長期滞在料金はどうですか?
沖縄の長期滞在料金は×4で考える!
私は家賃(二年契約時)×4が沖縄長期滞在(光熱費込み)の目安だと思います。
家賃30,000円の1Kなら、30,000×4=120,000円
家賃55,000円の2LDKなら、55,000×4=220,000円
家賃85,000円の庭付き一戸建てなら、85,000×4=340,000円
逆に、高いか安いか考えるときは÷4をしてみましょう。長期滞在料金÷4をして出てきた金額が賃貸契約時のおおよその金額となります。賃貸として考えると、この物件に住むのにこれだけ支払う価値があるのか、考えやすいですよね。
ご参考にどうぞ。
沖縄民宿★美ら海くん!の長期滞在プラン
沖縄民宿★美ら海くん!には長期滞在プランもございます。料金10万(閑散期1月大人1人)~。
ぜひご検討ください!
沖縄で長期滞在する際の注意点
最後に沖縄で長期滞在する際の注意点についてお話しします。
長期滞在料金はトータルで考える
もちろんですが、長期滞在料金はトータルで考えましょう。
長期滞在79,800円~!!
とあっても、部屋のクリーニング代2万円、お布団代1人分8,000円、水道光熱費別、設備費15,000円、駐車場代8,000円など、追加でけっこうかかるケースもあるので、長期滞在料金は最終的な合計金額で考えましょう。
違法民泊や又貸しに注意
民泊が注目されるようになってから、沖縄では許可のない違法民泊が増えてきています。最悪泊まれないことになるので気をつけましょう。また、大家さんとの直接契約ではなく、又貸しである場合にも契約違反などにより退去通知が来たりします。十分気をつけてください。
以上、今回は沖縄長期滞在料金の目安、長期滞在契約時の注意点についてお話ししました。閲覧いただきありがとうございました。