ホテルや旅館、民宿のタオル持ち帰りはやめて!
特に個人経営の民宿やゲストハウスなどでは絶対にやめてください。
「ご自由にお持ち帰りください。」
と書いてある場合は持ち帰りOKです。
そう書いていないなら、タオルの持ち帰りはおやめください。
今回はホテルや旅館、民宿などの宿泊施設でもタオル持ち帰り問題について宿泊施設の立場から記事を書きます。
タオルはアメニティでしょ?だから持ち帰りOK?
結果から言うとアメニティだからと言って持ち帰りOKにはなりません。アメニティとはホテルなどの宿泊施設で快適に過ごすためのモノ全般を指します。アメニティにも持ち帰ってよいものと持ち帰ってはダメなものがあります。アメニティ=無料の持ち帰りOKグッズではありません。
持ち帰りOKの条件
宿泊施設によっては歯ブラシなど持ち帰りOKな場合もありますよね。ではどのような場合持ち帰りOKなのでしょうか?持ち帰りOKの条件を確認しましょう。
1:無料サービスであること。
当たり前ですね。ホテルの冷蔵庫などに置いてある飲み物なんかは有料であることが多いです。無料でないと持って帰ってはいけません。もちろん有料でお金を支払って購入したものであれば持ち帰りOKです。
2:あなたのために用意された消耗品であること。
宿泊施設の歯ブラシを持ち帰る人は多くいますがテレビや、電気ポットなどの備品は持ち帰りできませんよね。次の利用客が同じものを使用しない(できない)もの、あなたのために用意された消耗品であること。
3:宿泊施設が持ち帰りを許可していること。
宿泊施設が持ち帰りを許可しているかどうか、最終的にはこれで判断してください。宿泊施設が持ち帰りを許可しているかどうかわからない場合はスタッフに聞きましょう。
タオルは持ち帰りはやめて!
タオルの持ち帰りはホテルなどの宿泊施設にとってかなり迷惑なことです。多くの宿泊施設ではタオルの持ち帰りはNGです。それはタオルはクリーニングして使いまわすものであり、新品タオルの購入費は宿泊費に含まれていないからです。(バスタオルが無料でついてくる宿泊施設であれば、クリーニング代は含まれている。)
ホテルなどの大きめの宿泊施設では、リネンサプライにタオルをレンタルしています。タオルを持ち帰りされると紛失ペナルティとして弁償させられたり、リネンサプライ業者側が一方的に損害を被ります。
民宿や民泊、ペンション、ゲストハウスなどの規模が小さい宿泊施設では、数やコストの面でリネンサプライからタオルを借りることができず、自社でタオルを購入&クリーニングをしていことが多いです。客に出すバスタオルは1枚600円~800円します。タオルを持ち帰りされると、宿泊施設がそれだけ損します。
昔の旅館などでは、旅館のネームが入った新品の小さなフェイスタオルが部屋においてあり、想い出に持ち帰ることもできました。これはそもそも料金に含まれており、旅館側が客一人ひとりに無償配布しているものです。全ての宿泊施設でタオル持ち帰りOKとしているものではありません。
多くの宿泊施設ではタオルの持ち帰りはダメです。宿泊施設に置いてある級水力の高い気持ちよいタオル。できることなら持ち帰りたい!お気持ちはわかりますが、持ち帰る前に冷静になって考えましょう。このタオルは持ち帰ってよいものなのか、自分以外の誰かが困らないだろうか。
わからなければ宿泊施設のスタッフに聞きましょう。
聞くのが恥ずかしいなら持ち帰りはやめましょう。
ほとんどの宿泊施設ではタオルの持ち帰りはダメです。
タオルの持ち帰りはおやめください。
タオル持ち帰るぐらいいいでしょの人
タオルを持ち帰ってよいのか調べている人の多くは、ほんとは持ち帰ってはダメだと分かっています。
でも、
- タオルぐらい持ち帰ってもいいでしょ
- バレなきゃいいでしょ
- タオル持ち帰る人がいることをわかった上で料金設定してるでしょ
- 客だし、文句は言われないでしょ
- (こどもが)間違えて持って帰りましたと言えば許してくれるでしょ
と考え、実際持ち帰った場合どうなるのか気になっているです。
- タオルぐらい持ち帰ってもよい
- 清掃スタッフはそこまでチェックしていない
- タオルを持ち帰る人は自分だけじゃない
- 持ち帰ったけど何も言われなかった
- 故意でないと主張すれば犯罪とまではいかない
などというコメントをネット上で見て安心感を得たいのでしょう。
お願いです。
勝手にタオルを持って帰らないでくださいね。
たまたまネット上で見つけたのでコメントしました。
私はホテル、旅館にタオルやシーツなどのリネン品をリース、クリーニングをしているクリーニング工場に勤務しております。
弊社でもタオルの紛失で困ることも多いです、難しい部分もあります。
こういった記事をより多くの人に見てもらって認知してほしいなと切に願います。
この問題も永遠の課題かと思いますね…ホテルや宿によって持ち帰り前提で用意しているものとそうでないものありますから、場所によって千差万別。きちんと宿を利用される方に説明することが大切なのではないかと私は思います。
たかがタオルっていう人ほんと多いですよね。ほんと困る
私も熊本でビジネス旅館を低料金で経営してます。
本当に タオルの持ち帰りはやめて下さい。
料金設定に入ってません。
白髪染めもやめて下さい。
擦っても落ちません。