沖縄で民泊可能物件を探すときはアスベストの有無を必ず確認すべき!
沖縄の入域観光客数はうなぎ登り!国内観光客の頭打ちな感じは否めないですが、インバウンドは絶好調ですね。
そんな沖縄好景気のビッグウェーブに乗り遅れまいと民泊可能物件を探している方も多いのではないでしょうか?
中古物件なら元手も少なくてすみますし、低価格帯の需要の多さを考えて、民宿民泊ゲストハウスの経営を考えている方も多いとおもいます。
今回は中古物件を購入して後々後悔しそうなアスベスト(石綿)問題についてお話します。
アスベスト(石綿)とは
アスベスト(石綿)とは、蛇紋石や角閃石が繊維状に変形した天然の鉱石で無機繊維状鉱物の総称。(Wikipediaより)
毒性の強いクロシドライトやアモサイト、クリソタイルなどの種類があります。
難しいこと抜きにアスベストとは何かといいますと、非常に細かい繊維で吸い込んだら大変!!ってやつなんです。
ほんと危ないですよ。「久保田ショック」などで検索すればわかります。静かな時限爆弾なんて呼ばれてますしね。
ですから大気中への飛散防止のため建物の解体方法や処分場所など法律で厳しく決められています。
沖縄県はアスベスト(石綿)に厳しい!
沖縄県生活環境保全条例が改正されアスベスト飛散防止のための規制が厳しくなりました!
解体・改修する物件の建材に少しでもアスベストが含まれているなら、県の条例に引っかかる可能性があります!
ポイントは延べ床面積!
どんなにアスベストの使用ヶ所の面積が少なくても、延べ床面積が80平方メートル以上ある場合は届け出が必要になる可能性があります。
数十万はあたりまえ!アスベスト除去のために数百万と費用がかかることも!
中古物件を買う前には必ずアスベストの有無を確認すべきです!
特に外人住宅は危ない!
特に外人住宅は危ないです。何故かというと床にPタイルが使われている可能性が高いです。Pタイル自体はただの成形板なので通常のアスベスト除去(レベル3)と変わりませんが、Pと床をくっつけている接着剤にアスベストが含有している場合は、除去時に大量に粉じんが舞ってしまうおそれがあるため、除去費用が何倍にも跳ね上がります。どんなに安くてオシャレないい物件でも、外人住宅には気をつけるべきです!
民泊可能物件を探すならアスベスト有無の確認を!
格安物件購入して民泊で一儲け。10年後、民泊ブームが去り、建物の価値が下落していざ売ろうとなっても、アスベストがあることによって買い手が見つからないなんて可能性も考えられます。
じゃあ解体して新築するか!
土地売るか!
と考えても、アスベスト除去費用で数百万もかかったりして。
予想以上にアスベストは厄介ですよ。
中古物件購入で民泊をはじめようとしている方はご注意くださいね。