島袋里奈さん遺体発見、沖縄基地問題と私の立場

島袋里奈さん遺体発見のニュースに

2016年5月19日朝7時頃、パトカーがサイレンを鳴らし、国道58号線を名護方面から那覇向けに突っ走っていった。

その直後、父から「今のパトカーは何か?近くで事故があったのか?」

と電話があったのでよく覚えている。

そして同日夕方、島袋里奈さんの遺体が県道104号線沿いの雑木林で発見されたというニュースが飛び込んできた。

もしかすると朝のサイレンはその現場に急行するものだったのかもしれない。

県道104号は民宿(私の自宅)からすぐだ。夜は暗く、カーブも多いのであまり好きな道ではない。私も金武に買い物に行くときはよく使う道だ。

ここで島袋さんの遺体が発見されたと聞いてとてもショックだった。雑木林に二週間近く放置され、遺体は一部白骨化しているという。

とても酷い。酷すぎる。

白骨化ということは肉は腐っているということだ。将来ある20歳の若者が命を奪われた上、そんな状態になるまで放置されるなんて酷すぎる。

私の姓も「島袋」ということもあり、里奈さん行方不明という段階からすごく気になっていた。結果、こんな形で発見されるなんて。

もし私の家族だったら、私の友達だったら、私の友達の友達だったら・・・

沖縄は狭いので、友達の友達というのはよくあることだ。世の中にはたくさん悲惨な事件があるが、今回の事件は特別胸が痛む。とにかく、社会全体として今回の犯人を絶対に許してはならないし、容疑者はきちんと日本の法律で裁かれるべきだと思っている。

沖縄基地問題と私の立場

今回の殺人遺棄事件は沖縄基地問題とリンクしている。なぜなら、容疑者は米軍基地内で働く軍属であり、そもそも沖縄に基地がなければこんな事件は起きなかっただろうという考え方があるからだ。

私は今まで基地問題について賛成・反対などの意見は言わなかった。世の中にはいろんな立場の人がいて当たり前だと思っていたからだ。個人個人でメリット・デメリットを考え、自分の意見を持ち、選挙で民意を反映させればよいと考えていた。

私には基地で働く知り合いがいるわけでもなく、借地料で収入を得ている親戚もいない。子どもの頃からフェンスと有棘鉄線の向こう側には行けないのが当たり前。自分自身には全くメリットがないし、抑止力についても実感がなく、爆音や軍用機墜落の危険性、有事の際は標的になりやすいなどの理由から、どちらかと言えば基地反対という立場であった。

だが、今回の島袋里奈さん殺人遺棄事件で心が動いた。

こんな理不尽なことがあっていいはずがない。人権や命より重要なことなどないはずだ。

考えてみれば今までにも米軍がらみの事件事故はたくさんあったじゃないか。飛行機墜落、飲酒運転、暴行、レイプ、殺人。気づくのが遅すぎたと私は後悔している。私は今、完全に基地反対の立場だ。移設反対ではなく、基地があること自体に反対である。

しかし、だからといって私は沖縄にいるアメリカ人(軍人・軍属やその家族)を憎むわけではない。ヘイトはダメだ。悪いのは犯人であり、基地が沖縄に一方的に押しつけられていることである。

民宿ブログで書く内容か

私がちょうど20歳のころ、とある大人から言われた言葉がある。

「世の中を変えるのは数ではなく声の大きさだ」

私は今この言葉を思い出した。お客さんも閲覧するであろう民宿のブログで殺人や基地問題の内容を書くべきか考えたが、沖縄の置かれている現状、理不尽さを本土の方にも感じ取ってもらいたく、この記事を更新した。

観光客の多くは沖縄に青く綺麗な海を求め、南国の暖かい雰囲気を楽しみにしている。それに対して、私たちは求められるがまま「着飾った沖縄」を提供していてはダメだと思う。それはただの「都合のいい島、沖縄。」である。沖縄に来る観光客には、沖縄の基地問題や格差問題など、沖縄の陰の部分にも関心を持ってもらいたい。そういう思いで個人的な意見を述べさせてもらった。

最後に、亡くなった島袋里奈さん、ご冥福をお祈りいたします。

 

民宿★美ら海くん! 島袋

畳を張り替えました!恩納村の畳屋さん(畳店)も紹介!

ほんとは大家さんに張り替えて欲しかったんだけど・・・

いつもお世話になってますので、今回は民宿として畳を張り替えました!

お客様からしたらどちらでも同じですよね。

畳を張り替えた部屋では新品の畳の匂いが漂っております。イ草のいい匂いです。新品の畳の匂いがお嫌いな方は、畳を張り替えていない部屋にご案内いたします。予約時にご相談ください。

 沖縄恩納村の畳屋さん(西観畳店)

Googleで近くの畳店を探していてもなかなか出てこなかったのです!「ちょっと高くても仕方ない、那覇や宜野湾の畳店に頼もうか」と考えていたところ恩納村安富祖に畳屋さんがあるとの情報が!

地元に住む方からの情報ってのはすごいですね。行ってみるとほんとにあった!畳屋さん!

その名は西観畳店

料金:畳一枚張り替え3,500円~

住所:沖縄県国頭郡恩納村安富祖206

電話番号:098-967-8081

担当:西銘さん

引き取り&設置はもちろん、畳下の下地板のお手入れ方法まで説明してくださいました。対応も素早く、翌日にはもう新品畳に早変わり♪とても親切な畳屋さんでしたよ。

恩納村や沖縄県中北部にお住まいの方は、ぜひ西観畳店で!

 

沖縄県が旅館業についてのQ&Aを公開

民泊ブームで問い合わせが多いのか、親切なことに沖縄県が旅館業法についてのQ&Aを公開しています。

>>民泊について|沖縄県

不特定多数の人からお金をもらって継続的に宿を提供するのなら許可を取ってくださいね。

という内容です。

許可を取らずに営業すると6ヶ月以下の懲役もしくは3万円以下の罰金とあります。

たった3万?ならやっちゃえ!

と思っちゃいかんですよ。

前科がつきますし、何よりお客さんに迷惑がかかります。

(行政からの指導などが入ると営業できなくなります。そもそも許可なしで営業してはいけないんですけどね・・・)

沖縄県旅館業法についてのQ&A

沖縄県旅館業法についてのQ&A
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詳しくは沖縄県のホームページでご確認ください。

 

沖縄 民宿★美ら海くん!
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台風で飛行機が欠航、ホテル(宿泊施設)のキャンセル料は払わないといけないの?

2015台風15号名護の海
2015台風15号名護の海

沖縄ですから年に1,2回は直撃で来ますよね。台風。

台風で飛行機が欠航・・・

客からすれば、せっかく楽しみにしていた沖縄旅行が台風のせいで台無しです。

できるだけ被害は最小限に抑えたいもの。ホテル(宿泊施設)へのキャンセルは、できることなら払いたくないっ!!何としてでもなんとかせねば!!

その結果、長時間にわたるクレームや料金踏み倒しという宿泊施設経営者の精神をすり減らす行動をとる迷惑客も少しはいます。

今日は台風で飛行機が欠航した際のキャンセル料問題についていくつかのポイントを踏まえて考えてみます。

飛行機が飛ばないのは私のせいじゃない!!

お気持ちわかります。

台風の影響で飛行機が欠航になると、宿泊施設側はお客様から罵声を浴びせられることもしばしば。

予約時は普通だった客も、飛行機が欠航となると血相を変えて電話してきます。

「行きたくても行けねぇーんだよ!!飛行機が欠航となったのは私のせいではない!!」

と。

感情が大爆発し、感情が事実をねじ曲げそうになります。

「私は悪くない!」だから「キャンセル料は払わないでよい!」

不思議理論が誕生してしまいます・・・

ここでは「誰が悪いのか?」がポイントになります。考えてみましょう。

宿泊施設は、客が悪くないのは十分わかっています。ですが、宿泊施設側に非があるわけでもありません。飛行機が飛ばないのは宿泊施設のせいではありませんし、客が来れないのも宿泊施設のせいではありません。当日オーバーブッキングで宿泊できないなど、宿泊施設が悪いのであれば堂々と「キャンセル料は支払わない!」「逆に追加の宿代を請求してやる!」と主張できます。

ですが、台風による飛行機欠航のケースでは「誰も悪くない!」が正しい認識なのです。「私は悪くない!」から「キャンセル料を支払わなくてよい!」というのは論理の飛躍です。だって、逆に考えてみてください。客がキャンセル料を支払わないと、宿泊施設は損をすることになります。感情を押し通す前によーく考えてみてください。飛行機が飛ばないことに関して宿泊施設は何も悪くないんですよ。

キャンセル料を支払いすべきかどうかは「私は悪くない!」の感情で判断するべきではありません。キャンセル・不泊の規定に基づいて判断されるべきです。宿によっては台風時の対応などについて明記しているところもあります。たとえ台風時の対応について記載されていなくても、「誰も悪くない」以上、キャンセルはキャンセルなのです。

宿とは、「飛行機で無事に沖縄に到着できたら宿泊する」という条件付きの契約になっているでしょうか?違いますよね。

お気持ちはわかります。ですが、宿泊施設側は天候や客の交通手段、客の事情にまで責任を持てません。誰も悪くないのです。台風時、飛行機が欠航した場合はキャンセル料を徴収してはいけないという法律もありません。

そもそも宿泊というサービスを享受していないのだから、キャンセル料もくそもない!!

少しだけクレバーな客はこう言います。

宿泊料は宿泊というサービスに対する対価でしょ?そもそも宿泊しないんだから、宿泊料は支払わなくていいでしょ?

と。

こうこられると宿泊施設側はガチ対応しないと相手に呑まれてしまいます。正攻法で説明するとこうです。

「宿の提供以外にも、宿泊施設がコストをかけて提供しているサービスがございます。それはお客様が当日確実に泊まれるよう、他の客をすべて断り、お部屋を確保しておくというサービスです。予約成立後から、すでにお客様はサービスの恩恵を享受しております。これはキャンセル規定があるからこそ成り立つサービスです。」

もし宿泊しないことを理由にキャンセル規定が無効になるのだとすれば、宿泊業は成り立たなくなってしまいます。誰か1人のいたずら者によって全ての部屋が予約され、無償で部屋確保をし、当日不泊でキャンセル料も取れないとなると、この世のすべての宿泊施設が経営破綻となります。また、いたずら予約によって空室がなくなり、本当に泊まりたい人が泊まれない状態になってしまいます。宿泊施設存続のためにも、お客様が安心して宿をとるためにもキャンセル規定は必要なのです。キャンセル規定は「悪者」ではありません。双方のための「ルール」なのです。宿泊施設に、客の宿を確保し当日宿を提供する義務があるように、客にもキャンセル規定をしっかり守る義務があります

飛行機欠航の事情を説明しよう!の声に対して

ネットで飛行機欠航時の宿泊キャンセル料について調べていると

「台風で飛行機が欠航となってしまい、行きたくても行けない事情を説明して、キャンセル料を免除してもらえないか交渉してみよう!」

というのをよく見ます。

半額免除でもなんとか!」という具合に・・・

その他、

飛行機欠航の事情を説明したらなんとかなりました!」

の声も・・・

これに対して、正直、私は卑しいと感じました。交渉すること自体は自由なことですが、本来キャンセル規定に基づいて判断され、支払うべきです。感情的な要素で自分の負担を軽くしてくれと求めるのは、感情的な要素で相手に負担を求めていることと同じ意味なのです。格安でやっている小さな宿泊施設などは月の収入が10万を下回ることもザラです。そんな弱小宿泊施設の方に、あなたはキャンセル料免除の配慮を求めますか??

多くの宿泊客は観光目的で沖縄に来て宿を利用しています。旅行には娯楽性があります。それに対して宿泊施設側には生活がかかっています。

悪いのは誰でもありません。私は逆に配慮を求めたい。利己的な気持ちで宿泊施設に負担を負わすのはやめましょうよ。

キャンセル料免除にならなかったら

キャンセル料免除にならなかった場合、多くの客は以下の行動を取ります。

  1. 納得の上、キャンセル料を支払う
  2. 不満はあるがキャンセル料を支払う
  3. 口コミサイトに「『台風でもキャンセル料取られた』『融通が効かない宿だ』と書き込むからな」と脅してくる。
  4. 「納得できない!」と持久戦に持ち込み、相手の精神を疲弊させ、キャンセル料免除してもらえるまで粘る。
  5. そもそも予約してませんよ?としらを切る。
  6. 民事裁判覚悟でトンズラする。

あなたはどの行動をとりますか?

ぜひ良識ある行動を!

※ちなみに、他のサイトにも記載されていますが、法的には台風で飛行機が欠航したからといってキャンセル料を払わなくていいとはなりません。キャンセル規定によります。

事前対策

客側

  1. パッケージツアーに申し込む(パッケージツアーでは飛行機と宿泊、レンタカーなどがセットになって販売されているため、全額返金となることが多いようです。)
  2. 旅行保険に加入する(飛行機欠航時の保証をしてくれるプランもあります。)
  3. キャンセル規定に必ず目を通し、台風時のことも覚悟のうえで予約する。(多くの宿泊施設ではキャンセル規定を公開しているはずです。飛行機欠航時に特別対応してくれるのか気になる場合は、あらかじめ施設に聞いておきましょう。)
  4. 台風が近づいていたら宿泊施設と早めに連絡をとり、キャンセル規定について再度確認を取りましょう。

宿泊施設側

  1. キャンセル規定に加え台風時の対応についても明確に示しておくとよいです。
  2. 客からの様々な質問や払わない口実に対応できるだけの知識を持っておく必要があります。
  3. 事前振込・事前カード決済にする(万一に備えてこの方式をとる宿泊施設も多いです。これは通常のキャンセル防止にも有効です。カード会社に手数料取られたり、手間がかかったりしますが。)

エアコンの使用について

5月に入り、エアコンの使用が可能となりましたのでお知らせいたします。

これから夏本番!

暑い夏も、エアコン完備の民宿★美ら海くん!なら乗り切れる!

よくお客様から「エアコンはついてるんですよね?」と予約時に確認されます。

民宿★美ら海くん!は全部屋エアコン完備です!安心してご宿泊くださいませ。