airbnbは儲かりません!宿泊客にとっても民宿経営者にとってもメリットはありません!
(スーパーホストと呼ばれる一握りの人たちは稼いでいます!)
今回は最近よく耳にするairbnbの落とし穴についてお話します。
儲からない!と断言できる理由を書いていきます。
airbnbは客と宿をつなぎ、手数料を取る
airbnbは客と宿をつなぐサービスです。あたりまえですがそこには手数料がかかります。
基本的にホストから手数料3%
客側からは6-12%
取っています・・・
客と宿が直接繋がることができるなら、この手数料はいらないわけです。
トータル最大15%!
直接集客できるなら、この15%の分が利益になりますし、逆にその分を還元して価格競争力を高めたりする事もできます。
料金は宿泊施設が自由に設定できますが、もちろん他の宿と比べられます。簡単な説明文や写真のみで多くの宿と比べられ、低価格競争を強いられるわけです。
楽天やじゃらんなどのOTAと比べて手数料が高いというわけではありませんが、手数料なしにこしたことはありません。
airbnbはあくまでもサブとして登録するのはありです。ですがメインは直接予約にして、客にとっても宿にとってもメリットのある料金設定をするのがベストです。
airbnbは値下げ交渉が基本?買い叩かれてあたりまえ
airbnbというのは楽天やじゃらんなどのOTAと違い、「暮らすような旅」「地元の人との交流」などをコンセプトとしています。
そのためか、airbnbのシステムにはメッセージ機能があって、フリマアプリのメルカリのように、値段交渉できます。
airbnbで問い合わせしてくる客は外国人が多いのですが、約半数が値下げ交渉してきます。
機能の中に、スペシャルオファーというものがあって、バシバシ値下げ交渉してくるのです。
最初高めに設定しておいて、値下げ交渉されたら気持ち分値下げする。それで儲かるならいいのですが、もともと高めに設定していては客は問い合わせしてきません。
airbnb客の多くは、airbnbがコンセプトとしている「暮らすような旅」「地元の人との交流」を目的としておらず、
とにかく安く!
自分が特別安く!
買い叩いてやる!
という感じです。
とにかく安く!と願う人に直接予約と同じ料金設定をし、airbnb手数料最大15%を宿側が負担。さらに値下げ交渉に応じる。
そうすると、原価を大きく下回ってしまいます。ビジネスとして成り立ちません。
そして次は、売上金受取時に手数料が発生するという最大の落とし穴について説明します・・・
airbnbから売上金を受け取るのにも手数料が!為替手数料も!
airbnbからの売上金受取をPayPalやPayoneerにしているとそこでも手数料が発生します。しっかり確認しましょう。
金融機関への手数料
さらに、お支払い方法の規定通貨と異なる通貨でお支払いの場合には、決済機関や第三者決済機関の為替レートや両替手数料が適用されることもあります。そちらの手数料につきましてはAirbnbの管轄外となりますので、お使いの決済機関(銀行やクレジットカード会社など)にお問い合わせくださるようにお願いします。(airbnbサイトより)
また、為替手数料も考えなくてはなりません。airbnbの説明はちゃんと読みましょう。トータル15%どころではありませんよ。知らないうちにお金減っちゃってて、あれ?売り上げこんなもんだっけ??とならないようにしましょう。
維持費用と外国為替リスクを吸収する費用として、お支払い合計金額に3%の両替手数料を加算させていただきます。(airbnbサイトより)
円建てドル建ての説明は難しいのでわかりやすいサイトのリンクを貼っておきます。↓↓
airbnb(エアビーアンドビー)の受取方法比較~円建て・ドル建て、payoneer・Paypal~
トータルどんだけ手数料取られるんですか?恐ろしい!
必要経費といえばそうなんてすが・・・小さい宿なら頑張れば直接予約や楽天じゃらんだけでなんとかいけるのに!
薄利多売のドミトリー系ゲウトハウスか、営業許可を取得していない違法民泊さん、本気でairbnb攻略を考えている一部のスーパーホストさんにしかメリットがないように感じます。
airbnbは競争が激しい
民泊ブームにのっかれ!とみんなエアビーエアビー言っています。
が!
数年前に比べてairbnbホストの競争がどんどん激しくなっていることにお気づきでしょうか??
基本的に、日本人客は安心感のあるじゃらん楽天から予約しますし、インバウンド客はスーパーホストに取られます。スーパーホストはairbnb内seoについても研究しまくってますし、特に古株スーパーホストにはレビュー数で勝ち目はありません。
airbnb内部対策を行って上位表示成功したとしても、競争が激しく薄利多売を強いられます。
airbnbに対する個人的な愚痴
完全に個人的愚痴になりますが、airbnbからのお客様は比較的トラブルおきやすいように感じます。外国人だからというのは関係ありません。なぜか客層が他とは違うんです。客層の悪いフリマアプリと似ています。おそらくairbnbのシステムがそうさせているのでしょう。汚して、設備壊して朝になったらいなくなってたりしました。(airbnbを通して弁償させました。トラブル防止・抑止のためにもデポジットは取りましょう!)
私、最初はairbnbも頑張ろうと思ってましたが、途中で諦めました。airbnbはやってられません。割に合いません。儲かりません。私たち宿は小さな宿です。これまで通り、直接予約のお客様に絞って、誠実な民宿運営を続けようと考えています。
airbnbが儲からない理由のまとめ
airbnbは儲からない!と断言する理由についてまとめます。↓
- 手数料を取られる(自己集客の方が儲かる。価格競争力が落ちる。)
- 値下げ交渉され、買い叩かれる(原価割れでは意味がない)
- 売上金受け取り手数料、為替手数料など、ちゃんと理解していないと損をする。
- airbnbは競争が激しく、違法民泊やレビューを稼いだスーパーホストなどに勝ち目はない
最後に
インバウンド(外国人観光客)を取り入れるなら、agodaやブッキングドットコム、中国大手のCTripというOTA(宿泊予約サイトを運営してるオンライン旅行会社のこと。)の活用する手もあります。皆様がairbnbに登録して大転けしないようにと願い、今回は、私がairbnbを利用して感じたことをまとめました。私は(私たち宿のスタイルでは)儲からないと断言しますが、もしかしたら、airbnbはあなたにとって利用価値の高いプラットフォームかもしれません。私たちのように、やってみて手を引くというのも一つの手だと思います。
ご参考になさってください。